アメリカのZ世代、日焼けリスクの認識不足
2023.05.16
国際部
米国皮膚科学会(AAD)は、9日、1000人以上の米国成人を対象に行った最近の調査で、18~25歳のZ世代の成人の多くが、太陽への過度の暴露に伴うリスクを認識していないという結果を発表した。
調査によると、Z世代の成人の71%は日焼けに伴うリスクについてよくわかっておらず、40%は日焼けのリスクを知らず、59%は日焼けは健康的だという日焼け神話を信じている結果が明らかになった。日焼けは皮膚がんの危険因とされているが、Z世代の成人の20%は、皮膚がんを予防することよりも日焼けすることが自分たちにとって重要であると述べている。 さらに、Z世代の30% は、日焼けはたとえ将来的に悪影響が出る可能性があるとしても、現在、見た目が良くなる方を優先すると回答。
テキサス州タイラーで開業している認定皮膚科医ジェニファー・ホルマン医師は、太陽から身を守り、皮膚がんのリスクを軽減するために、人々に日焼け防止対策として次のことを推奨している。
日陰を探す:太陽光線が最も強くなるのは午前 10 時から午後 2 時であることに留意し、必要に応じて日陰を探す。 自分の影が自分より短く見えるときは、日陰を探して中に入る。
日焼け止めの服を着用:可能であれば、薄手の長袖シャツ、ズボン、つばの広い帽子、UVカット機能のあるサングラスを着用する。より効果的に保護するには、紫外線保護係数 (UPF) 番号が記載されている衣類を選択する。
日焼け止めを塗布: SPF 30 以上の広域スペクトルの耐水性日焼け止めを、衣服で覆われていないすべての皮膚に塗る。2時間ごと、または水泳や汗をかいた後は忘れずに塗り直す。