発酵熟成オタネニンジンの光老化抑制効果を検討

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2023.05.24

国際部

ヘアレスマウスモデルにおける紫外線誘発皮膚老化に対する発酵・熟成山地栽培高麗人参の新芽(オタネニンジン)の光老化抑制効果を検討した結果が5月31日、「Nutrients」オンラインに掲載された。

紫外線(UV)への曝露量が増加し、生活の質が向上するにつれて、肌内面の美しさを促進する食品への関心が高まっている。今回の研究では、抗炎症作用や抗酸化作用が高い発酵熟成山地高麗人参の新芽(FAMCGS)の内面美容食品としての有効性を評価することを目的とした。表皮の厚さ、経表皮水分損失(TEWL)、肌の粗さ、水分、弾力性、コラーゲン含有量などの皮膚パラメーターを分析することにより、ヘアレスマウスモデルに経口投与されたFAMCGSがUV B型(UVB)放射線誘発性皮膚老化に及ぼす影響を調査した。

その結果、UVB曝露マウスは、曝露のない対照マウスグループよりも表皮の厚さ、TEWL、および皮膚の粗さを示すパラメーター値が著しく大きかった。コラーゲン、皮膚の水分、真皮の弾力性のレベルもUVB照射グループの方が対照グループよりも低かった。これらの UVB誘発マウスにおける皮膚老化パラメーターは、FAMCGS投与なしのグループよりも、FAMCGS投与グループの方が有意に低かった(p<0.05)。 これらの結果は、FAMCGSがUVB曝露マウスにおいて光保護効果を示すことを示し、FAMCGSが肌内面の美しさを促進し、UVBによる光老化から皮膚を保護する食品として使用できることを示唆している。

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