J-TEC、中期経営計画を見直し、修正

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2013.11.22

編集部

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は、2014年3月期から2016年3月期までの3ヵ年中期経営計画を見直し、修正した。同3ヵ年計画では、主力製品の自家培養表皮「ジェイス」(商品名)と自家培養軟骨「ジャック」(同)の売り上げ修正と合わせて自家角膜上皮の開発やジェイスの水疱(すいほう)症への適用拡大など新製品の開発を推進して2016年3月期に売上高27億7000万円に持って行く。

同社は、2014年3月期第2四半期(2013年4月から9月)を終了した時点で、自家培養表皮「ジェイス」(商品名)の売り上げが計画を上回り増収となった。通期においてもジェイスの販売が好調なことから修正前の売り上げ5億円から6億1000万円に上方修正した。半面、保険適用による移植手術が始まった自家培養軟骨「ジャック」(同)は、医師や実施医療機関に対する研修に想定以上の時間と工数がかかっていることから、修正前の売り上げ5億円を2億円に下方修正した。しかし、ジェイスの売り上げが支えになって2014年3月期売上高は、修正前の9億6000万円から10億800万円に上方修正した。

2015年3月期は、ジェイスの売り上げ前年比105%、ジャックの売り上げ同450%の目標を設定し売上高18億8000万円を見込む。3ヵ年計画の最終年度2016年3月期は、ジェイスの売り上げ前年比105%、ジャックの売り上げ同200%に設定し、売上高27億7300万円を見込む。また、3ヵ年中に角膜上皮やジェイスを皮膚疾患などでみられる皮疹の一つ水疱症の適応拡大を図った製品開発を加速し、売り上げの増加に繋げる計画。

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