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結果を追求するエステティシャン流“おもてなし哲学” 〜タラサ志摩ホテル社長・今野華都子が語る成功の秘訣〜

不況も6度の大手術も乗り越えた45歳デビュー!世界一エステティシャンが語る“濃厚な生き方”とは?

花上:本誌の読者層の多くは、エステティックをはじめとした美容業界にかかわる人たちです。今野さんがこれまでエステサロン経営や現在のホテル経営を経験された中で、お客様にサービスを提供する上で一番たいせつになさっていることは何ですか?

今野:エステティシャンでも、ホテルマンでも同じお客様の前に立つ仕事だから、身だしなみを整えたり、さわやかな笑顔はもちろん大事。
しかし、それに先立つものとして、まずは人として自分がどういう生き方をしていきたいか? を、はっきりさせることです。
そして、目の前のことを一生懸命していくこと。エステティシャンなら自分の目の前の人に「結果を出してあげたい」、「喜んでいただきたい」、ということを突き詰めていくと、「どうしたらシミやシワを取ってあげられるの?」、「どうしたら若くしてあげられるの?」と考えるようになります。その想いは必ず、技術に反映され、どんどん具体的な結果となって表れます。

ホテルのサービスも同じです。
状況はいつも違います。目の前のお客様にとって何が一番かを良心にそって考え行動できることです。ですから、目の前のことに対して真正面から挑戦し、真剣に取り組んでいくこと。それが、お客様との喜びの共有につながるのですね。

花上:今野さんは、エステティシャンとして、働く女性として、多くの人々にとって生き方の指標となっていることと思います。どんな信念を持って今を生きていらっしゃいますか。

今野:自分という存在を、愛し、育ててあげることです。人は、最長100年という限られた人生の時間の中で自分を表現していきます。成長させ、自分を幸せにしてあげなければなりません。
自分の生き方が自分を幸せにし、周りの人の幸せにつながること。私にとってそれが仕事であり生き方です。

仕事は人生の大部分であり、仕事をすることで幸せを感じています。義務だと思ったことは一度もありません。
じつは、私は、生き方というのをすでに幼い頃から決めていました。というのも、じつは幼少のころから体が弱く大病を患っていました。これまでに6回の大手術を受けています。幼いながら「いつ死ぬかわからない」とも思っていました。「病気で人生が短いかもしれない、死んでしまうかもしれない。でも、死ぬんだったら、88歳まで生きる人たちよりももっと濃厚に生きたい。
もらった時間がどこまでかわからないから、私はもっと真剣に今を生きなければならない。」と、そんな風に思って生きてきたのです。

幼いころからのそのような考え方は、今も、大事にしていることです。ですから、私はいつも100%の幸せを感じています。自分の人生を、自分で決めてきた。そして、一瞬一瞬を満足して生きている、という自信があります。

花上:現在、このようにパワフルにお仕事をこなされているのも、そのようなタフなご経験があったからこそなんですね。生き方やメンタル面の強さがつくり上げられたのも、病気と闘われて、“生きること”をしっかりと踏みしめてこられたからかもしれませんね。

今野:そうかもしれません。「人は何のために生きるのか?」その疑問があって、すべての行動が派生していきます。一つひとつの行動に対して、どんな風に時間を使うか? 毎日何をするか?
すべて自分で決める。そのような子どもの頃からの価値観が、何が起きても動じない、強靭な精神力を身に付けたのかもしれませんね。

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美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部で構成される*ニュースチーム(BHN)*は、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

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