ランチに「アボガド・ダイエット」
2014.01.17
編集部
ランチにアボカド半分を食べると食欲が抑えられるという研究が、栄養学の雑誌「Nutrition Journal」11月27日オンライン版で発表された。
米国ローマ・リンダ大学のMichelle Wien博士らは、太り気味の成人26人を、アボガド・インクルーシブ(1日のエネルギー摂取の35%)とアボガド・アッディド(同41%)のランチを食べる群に分けて実験した。
食後3時間と5時間時点の食欲について、通常のランチ(同41%)と比較した結果、アボガド・インクルーシブのランチを食べた人では満足感はそれぞれ23%、26%の増加、食欲は28%、40%の減少が見られた。食欲を抑制すると言われる血中インスリンレベルは、アボガド・インクルーシブのランチに比べ、アボガド・アッディドのランチ、通常のランチで有意に高かった。
新鮮なアボガド半分をランチに加えることで、エネルギー量を下げても満足感が増加し、食欲が抑えられると研究者らは結論した。
アボガドには千を超える種類があると言われるが、この実験で使用されたのは「ハス・アボガド」で、日本のスーパーで通常見かける種類のアボガドである。ビタミンE、鉄分、ミネラルなどを豊富に含むアボガドで、満足感を増す健康的なダイエットが可能かもしれない。