スマホアプリがにきびの治療遵守に効果

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2014.02.23

国際部

睡眠改善、体重管理、運動カロリーの計測から服薬時間をアラームで教えてくれたりと、携帯やスマートフォンを使った健康関連アプリは、近年充実している。この中で、にきび治療における、健康関連アプリの影響を計測した結果が「Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」の2月号に掲載された。

米国テキサス大学薬学部のChanhyun Park氏らは、にきび治療に関する医師からの指導を遵守させるためのモバイルまたは電子機器の影響に関する、最近の研究結果を収集。モバイルまたは電子機器による、にきび治療薬の服薬遵守への効果を評価した。

経口にきび薬の服薬遵守のほうが、局所塗布のにきび薬に比べて高かった。受診の回数もにきび治療遵守の影響因子だった。毎週実施された、Webベースの教育ツールは、にきび治療における服薬遵守にプラスの効果を持っていたのに対し、毎日行われた電話ベースの服薬指導は、にきび患者の服薬遵守を改善しなかった。研究者らは、アプリ使用の際には、薬剤の種類や使用頻度、アプリによる介入の頻度、患者の好みなどを考慮すべきとしている。

今回は、スマートフォンなどを使いこなす若者世代に関心のあるにきび治療を対象に調査されたが、糖尿病や高血圧などの中高年に多い疾患では、別の結果が出るかもしれない。

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