「白」中心の美白化粧品の容器に変化の兆し

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2014.05.30

編集部

化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社(大阪府大阪市)は5月30日、美白化粧品の容器動向を分析し、発表した。同社は、現在の主流は「白」い容器が中心だが、今後は違った色や女性らしさを訴求するボディも増えてくる、と分析している。

美白化粧品の容器では、現在の傾向を下記の5つに分類して、現況と今後を予測した。現状では、美白化粧品といえば「白」が多く、「サイエンス」を感じさせる容器が主流。同社は、あえて白の対極にある「黒」をはじめ以前よりも違った色を採用するブランドが着実に増えているとし、今後は女性らしさ、可愛らしさ を控えめに訴求したボディも増えてくるだろう、とみている。

1. 色は「美白」を直接的にイメージさせる「白」が中心
2. あえて白の対極にある黒や、シャンパンゴールド、玉虫色のような変化のある色も
3. カッティングを施し、シャープさを演出して、「サイエンス」を感じさせる容器デザインが主流
4. ドレスのドレープのようなデザインで女性らしさを表現するボトルも登場
5. 「真皮の奥まで届く」効果を思わせる、先端の尖ったキャップも人気

同社は、美白化粧品の現状とこれからの可能性も探っている。

同社の分析によると、2014年の美白化粧品市場も昨年同様、美白有効成分を前面に打ち出した商品が市場を席巻。ただし、美白成分含有化粧品による白斑問題もあり、新規に開発された成分を採用している化粧品は登場していない。市場の主役は長年の研究により安全性が確立され、消費者からの信頼も厚い美白化粧品で、目新しさよりも「安心感」が求められている、とまとめている。

また、美白化粧品というと美容液が中心的な存在だが、今年はパウダータイプの美白化粧品への注目度が上がっている。同社は、リキッドファンデーションの上から使ったり、夜の最後の決めのアイテムとして用いたり、ボディを保湿した後に使うこともできる美白パウダーのジャンルには今後参入が続きそう、とみている。

参考リンク
石堂硝子株式会社

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