日本化粧品検定 受検者数10万人を突破

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2017.03.13

編集部

一般社団法人 日本化粧品検定協会(東京都中央区 )は、『日本化粧品検定』の受検者数が10万人を突破したと発表した。2013年11月の第1回日本化粧品検定から、わずか4年での快挙となった。

受検者数の増加にともない、2017年5月28日に開催される第8回日本化粧品検定では、かねてより要望の高かった四国エリア 高松会場を追加。全国12都市(札幌・仙台・水戸・東京・新潟・静岡・名古屋・京都・大阪・広島・高松・福岡)での同時開催となる。

日本化粧品検定は、化粧品の中身や成分はもちろんのこと、その安全性や使用期限、化粧品にまつわる法律(医薬品医療機器等法など)までトータルに化粧品の知識を学ぶことができる“コスメ検定”として注目を集めている。

日本化粧品検定の飛躍的な成長の背景には、3つの要因が挙げられる。

1. 化粧品に対する正しい知識習得ニーズの高まり

昨今インターネットには様々な情報が氾濫しているが、キュレーションサイトの閉鎖等の問題があり、発信されている情報の信頼性は自身で判断しなければならない時代となっている。また、化粧品による肌トラブル等のニュースも世間を騒がしており、化粧品購入時にも「何をどう選ぶか」、消費者の選択眼が問われる。そのため、幅広い年代層から「化粧品に対する正しい知識を身につけたい」というニーズが高まり、化粧品の知識を体系的に学ぶことができる「日本化粧品検定」への受検が増加している。

日本化粧品検定1級合格者は、同協会が定める条件を満たせば「コスメコンシェルジュ」資格を取得することができる。化粧品の正しい知識を持つコスメコンシェルジュは、美容業界において需要が高まっており、日本最大のコスメ・美容の総合サイト@cosme(アットコスメ)では、選ばれた6名のコスメコンシェルジュが「Beauty Specialist」として、リレー式でコラムを連載している。

2. 社員教育として導入する企業の増加

化粧品の体系的な知識を習得できるという観点では、一個人の需要にとどまらず、企業の社員教育としても導入されている。導入企業は化粧品メーカーにとどまらず、小売業にも拡大し、社員教育・スキルアップの一端を担っている。

ロクシタンジャポン株式会社では、接客コンテストの上位者を対象に、さらなる知識習得を目的として当検定を取り入れている。日本盛株式会社は化粧品通販事業 コールセンターの強化として当検定を導入。基本的な知識を得ることで、オペレーターは対応力が身につき、問い合わせにも自信をもって答えられるようになった。また、イオンリテール株式会社では、600名を超えるイオンビューティケアアドバイザーが検定を受検し、顧客ニーズの多様化にも対応可能な知識の習得を目指している。

3. 美容業界での活躍するための機会創出

企業導入と同様に大きく伸びているのが、これから美容業界で活躍したいと考える人の受検である。異業種から美容業界への転職はもちろん、美容ライターや美容家を志す人が、単に知識を得るだけでなく、「化粧品に関する知識を有する」という社会的認知を得るための手段の1つとして、当検定が活用されている。

この考えは就職活動を控える学生も同様で、化粧品や美容業界を目指したいと考える学生の受検人数が増加している。同協会が産学連携を結んでいる東京農業大学での校内受検人数は回を重ねるたびに増加、また多くの専門学校とでも提携校契約を締結しており、教育現場からも当検定に対するニーズが高まっている。

また、同協会では会員限定の求人情報を公開する等、受検者の就職バックアップをおこなっている点も、受検者数増加の要因の一つとして考えられる。

第8回「日本化粧品検定」試験は2017年5月28日(日)に開催。申込〆切は4月4日(火)。 

参考リンク
日本化粧品検定

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