携帯電話は男性不妊の原因になりうる

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2014.06.12

国際部

携帯電話が男性の生殖能力に悪影響を与えるという研究結果が6月9日、英国エクセター大学のサイトに掲載された。

これまでの研究でも、携帯電話などによる無線周波数の電磁放射線(RF-EMR)男性の生殖能力に有害な影響が示唆されてきた。実際、高所得国の成人のほとんどが携帯電話を持ち、夫婦の約14%が不妊の状態にあるという。

エクセター大学の生物科学博士・Fiona Mathews氏らのチームは、電波による環境暴露の潜在的な意味を明らかにすることを目的に、10件の研究(対象者1492人)をシステマティックレビューで検討した。影響の測定は、運動性、生存率、濃度による精子の質とした。

対象者では、精子の50-85%は正常に動いていたが、携帯電話への暴露があったときに、この割合は平均8%ポイント減少した。同様の傾向が精子の生存率について見られたが、精子の濃度への影響は明確ではなかった。

Mathews博士らは携帯電話の使用が世界レベルで拡大していることを示し、研究の重要性を示唆した。男性が自分のズボンのポケットに携帯電話を入れていることで、父親になるチャンスを失う可能性もあるとこの記事では述べている。

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