ポーラ・オルビスグループの敏感肌専用ブランド・株式会社decencia（ディセンシア、東京都品川区）が今秋、約1年半ぶりとなる新製品をリリースする。

「敏感肌は老けて見える」というコンセプトを打ち出し、敏感肌女性らに寄り添う製品展開で支持を得ているayanasu（アヤナス）シリーズに、敏感肌特有の目もと悩みに対応する「AS アイクリーム」（10月1日発売）と、同ブランドでは初となる美容サプリメント「ノムビューティプラス」（9月1日発売）の2製品を投入。6月19日に開催された新商品発表会では、敏感肌女性らのアンケート結果をもとに、健常肌と敏感肌の違いに着目した開発背景や、製品の特長、効果などが具体的な試験結果数値とともに紹介された。

ディセンシアの研究結果によると、敏感肌の人は目の下にシワができやすいことがわかった。同ブランドのアンケート結果（2012年、n=452）から、敏感肌の人は、健常肌の人よりも乾燥を招きやすく、目もとに「かゆみ」を感じる人が多い。目もとに触れる回数が多くなり、コラーゲンの破壊や過剰なメラニン生成が起きて、「くすみ」と「シワ」が合わさった黒味を帯びた深いシワが発生する。ディセンシアでは、敏感肌女性が老けてみえる原因となるこのシワを「影ジワ」と命名した。

「ディセンシア アヤナス AS アイクリーム」（15g、4,860円/税込）は、「影ジワ」の原因にアプローチするため、クチナシエキス（セラミド分泌を促進する「敏感」対応）、コンドロイチン（保湿・保水の「乾燥」対応）、ユキノシタエキス（メラニンによる「くすみ」対応）、ゲンノショウコエキス（ヒアルロン酸生成を促進する「シワ」対応）などの新成分を配合して開発された。モニター15人の平均値では、1ヶ月の使用で角層水分量が125.9%アップ、シワ面積率が18.1%ダウンしたと報告された。

美容サプリメント「ディセンシア アヤナス ノムビューティプラス」（1日2粒/回、60粒、3,024円/税込）のコンセプトは”飲むエステ”。30代の敏感肌女性へのアンケート結果で、「エステやサプリメントの飲用、規則正しい生活をしたい」と体内からの改善を求める声が多かった。その一方で、「エステは肌への刺激が強そう」という敏感肌ならではの心配も多くあったことを受け、「いらないものを排出し、血流をよくして代謝をあげ、美容成分を届ける」というエステの3ステップにヒントを得て開発された。米由来のセラミドや、ポーラ研究所オリジナル成分の「白桃花エキス（抗炎症、便秘改善、血流促進）」「独活（うど）エキス（熱産生・自律神経活性）」「野バラエキス（エネルギー産生）」など8種類の美容エキスを配合。「しっかりスキンケアをしても効果を感じにくくなってきた」という大人の敏感肌女性へアピールしている。