週2断食ダイエットの著者「私は間違っていた…」
2014.07.29
国際部
「週2日ゆる断食ダイエット」の著者マイケル・モズリー博士が「私は間違っていた(I was wrong – )」で始まる文章を寄稿している。この文章は7月16日、「Daily Mail」オンライン版に掲載された。
博士は、学生だった30年近く前から、すべての不和脂肪酸がからだに良くないと信じていた。体重増加や心臓発作を引き起こすと信じて、牛肉・全脂肪乳・バターを摂らなかった。しかし、最近の研究では不和脂肪酸と心臓疾患に関連性はなく、むしろ、糖と心臓疾患の間に強い関連性を認めている。低脂肪食も体重維持や心臓疾患予防にほとんど役に立っておらず、脂肪を摂らないことによる満腹感のなさで、かえってカロリーを摂りすぎ、体重が増えるということもある。また、卵でコレステロールが上がるというのも間違った知識だと言う。
記事の中で、脂肪を摂るなというアドバイスを役に立たないとし、モズリー博士は、このアドバイスをしてきたことに対して謝罪を表明している。博士自身も、脂肪を避け、定期的な運動をしているにもかかわらず、体重が増え、コレステロール値が上昇して、2年前に糖尿病予備軍と診断されたという。
不和脂肪酸を避ける必要性がなくなった博士は今、脂肪分の多い魚とギリシャヨーグルト、卵を積極的に摂っているそうだ。