コーヒーで歯周病予防

最新商品

2014.08.25

国際部

コーヒーはステイン(歯の着色汚れ)の原因だけではなく、酸性飲料ということで虫歯の原因になるという説もある。今回、コーヒーの摂取と歯周病の関係を調査した論文が「Journal of Periodontology」オンライン版8月号に掲載された。

研究では、平均年齢48歳の男性1152人のデータを対象に、最大30年間追跡調査した。コーヒーを飲む人は飲まない人に比べ、歯周病により歯を支えるあごの骨の損失(破骨細胞による歯槽骨の喪失)が有意に少なかった。この結果からは、コーヒーが歯周病に悪影響を与えるという知見はなく、男性の歯周病予防には効果があると結論している。

対象が成人男性のみの調査だったため、今後は女性、またさまざまな人種や年齢層を対象にした調査も必要となるようだ。

#

↑