イギリスで美容整形のブーム落ち着く

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2015.01.28

国際部

British Association of Aesthetic Plastic Surgeons(BAAPS、英国美容形成外科協会)は、1月26日、2014年に報告を受けた美容形成の外科手術件数の集計結果を発表した。これによると、年間総数は45,406件で前年比9%の減少だったが、前年度の美容整形の“過剰な波”は落ち着いた結果とみている。美容形成の外科的施術に関して消費者は劇的な変化より、微調整的な施術の有効性についての認識が向上していると同協会は分析している。

男性の美容整形への人気は過去10年間、快調に右肩上がりをたどっていたが2014年の男性の施術総数は前年比15%減少の4,042件数だった。特に鼻形成は30%減少となり、前年度人気1位のランキングから2014年は2位に下落した。

女性の件数は合計41,364件で前年比9%の減少となった。人気第1位の施術は前年同様、豊胸手術だったが、前年より施術数は20%減少した。外科的な脂肪吸引は、効果が期待されない非外科的オプションに対する反発として10%施術数アップと人気の増加が見られた。

「2013年と2014年との違いは驚くかもしれないが、2013年の劇的な二桁成長の後で、“ポスト・ブーム”として合理的なレベルに戻ってきている」など と、美容整形外科のコンサルタントでBAAPS元代表のRajiv Grover氏は述べている。2014年の人気ランキングは以下の通り。

【2014年女性トップ10の外科的処置( 合計41,364 前年比9%減)】
1.豊胸(8,609 20%減)
2.目元、まぶた形成(6,903 ほぼ前年同様)
3.顔・首のリフト(6,075 1%増)
4.乳房縮小(4,823 3%増)
5.脂肪吸引(4,138 10%増)
6.鼻形成(2,977 20%減)
7.脂肪転送(2,914 4%減)
8.腹部(2,608 20%減)
9.眉(1,836 5%減)
10.耳形成(481 25%減)

【2014年男性トップ10の外科的処置(合計4,042 前年比15%減)】
1.目元、まぶた形成(849 4%減)
2.鼻形成(713 20%減)
3.乳房縮小(705 10%減)
4.脂肪吸引(489 10%減)
5.耳形成(461 15%減)
6.顔・首のリフト(327 10%減)
7.脂肪転送(241 9%減)
8.眉(142 19%減)
9.腹部(105 15%減)
10.豊胸(10 ほぼ前年同様)

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