米アクタビス社、米アラガン約705億ドルで買収完了

最新商品

2015.03.25

国際部

後発医薬品(ジェネリック)メーカーの米アクタビス社(ニュージャージー州)は、米製薬会社のアラガン社(カリフォルニア州)を現金および株式取引により総額およそ705億ドルで買収を完了したことを3月17日、発表した。これにより、新しいグローバル製薬会社の2015年のプロフォーマ売上高は230億を上回る予想で、世界トップ10の製薬企業の誕生となる。

アクタビス社とアラガン社のジェネリック事業のポートフォリオには1,000以上のジェネリック医薬品、ブランドジェネリック医薬品、一般用医薬品(OTC)があり、合併後の規模はアメリカで第3位のジェネリックメーカーになるという。両社の医薬品ブランドとして美容および皮膚科、 中枢神経科、眼科、婦人科および泌尿器科、嚢胞性線維症、心血管および感染症など6つの専門分野での研究開発が一層強化されるとみられる。

米アラガン社獲得を巡ってカナダのバリアント・パーマシューティカルズ・インターナショナルは、昨年、敵対的買収案を提示したが、米アクタビス社が破格的な金額を提示して2014年11月、買収案の合意に至っていた。

#

↑