女性は家族ストレスで肥満になりやすい

最新商品

2015.04.10

国際部

家族レベルのストレス指数と思春期の肥満の関連を調査した論文が、「Preventive Medicine」4月号に掲載された。

調査は、アメリカの「青年に関する経時的国民調査(National Longitudinal Survey of Youth)」のデータから、1975-1991年に生まれた男女4762人を選んで実施した。家族間のもめごと(両親の離婚、別居など)、経済的ストレス、母親の健康状態や健康習慣をストレス要因とし、誕生から15歳までを追跡調査し、BMI(体格指数)との関連を検討した。

その結果、女性では家族のもめごと経済ストレスの蓄積が肥満と関連していた。男性では母親の健康状態や健康習慣が肥満と関連していた。ストレスの蓄積が肥満と関連していたのは女性のみだった。研究者らは、家族内のストレスと肥満の関連には男女差があるとしている。

#

↑