資生堂、今年度スタートの「新3カ年計画」を策定
2015.04.28
編集部
株式会社資生堂(東京都中央区)はこのほど、今年度からスタートする「新3カ年計画」(2015年度~2017年度)を策定した。2017年度には、連結売上高9,000億円超、営業利益500~600億円、ROEは9~10%を目指すことを掲げている。
新3カ年計画では、将来に向けた持続的成長を確かなものとするため、「日本No.1シェアに向けた基盤づくり」「グローバル成長の加速」「中国事業の再建」に重点的に取り組む。
日本No.1シェアに向けては、「お客さま起点」を徹底することで、骨太のブランドを育成。一定の売上規模と収益性をクリアし続けるブランドを集中的に育成していく。併せて、これまでのブランドではカバーしきれない顧客ニーズに応えるために、M&Aによるブランドの取得も検討していく。
最重点市場である中国では、中国RHQ(地域本社)体制への移行や、現地社員の幹部登用拡大などによる現地化を進めるなど大規模な組織再編を行っている。また、展開するブランドのポジショニングを明確にし、R&Dの段階から現地化した中国発の商品の開発を行うなど、現地でのブランド力強化に集中して取り組んでいく。更に、店頭ビューティーコンサルタント(BC)についても、美容知識や応対技術の向上によって競争力を強化することなどを盛り込んだ。
- 参考リンク
- 株式会社資生堂