コカ・コーラで歯が溶けるのは本当?

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2015.06.5

国際部

コカ・コーラを飲むと歯が溶けると話は聞いたことがあるだろうか。今回、最も歯を浸食するのはどの清涼飲料水かという比較研究の結果が6月2日、「PLOS One」オンライン版に掲載された。

実験はウシの歯を用いて、各種飲料水に曝露した後のエナメル質と象牙質の浸食を解析した。比較した飲料水(または水分)は、コカ·コーラ、コカ·コーラライト、スプライト、リンゴジュース、レッドブル、オレンジジュース、ボナクアフルーツ(マンゴー·アサイー味)、水道水、塩素プールの水、レモン・ジュース。各液体は温度37度を保ち、ウシの歯を7日間さらした。

歯の溶けた量は(エナメル質/象牙質)以下の通り: コカ·コーラ7.5mg / 6.6mg、コカ·コーラライト5.2mg/ 3.5 mg、スプライト26.1mg/ 17.7 mg、リンゴジュース27.1mg/ 15.2 mg、レッドブル16.6mg/ 17.0 mg、オレンジジュース24.3mg/ 20.2 mg、ボナクアフルーツ(マンゴー・アサイー味)17.8mg/ 16.2 mg、水道水0.2mg/ -0.3 mg、塩素プールの水-0.3mg/ -0.2 mg、レモン・ジュース32.0mg/ 28.3 mg。全ての飲料の中では、コカ・コーラとコカ・コーラライトが最も浸食が少なかった。最も浸食が大きかったのはレモン・ジュースだった。

非アルコール飲料の中では歯の浸食率が大きく異なることが分かった。研究者らは、歯の浸食を最小限に抑えながら良好な栄養を摂取する際に参考にすべきとしている。

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