熱中症急増の季節到来!正しい知識で予防と啓発

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2015.07.22

編集部

d14619-1-739916-0日本コカ・コーラ株式会社(東京都港区)はこのほど、「飲料アカデミー」の活動の一環として「水分補給セミナー」を開催した。

「飲料アカデミー」は、日本人の健康意識の高まりを受け、飲料と生活を結ぶ様々な健康テーマにおいて、確かなエビデンスに基づいた学術情報の発信を目的に、2014年11月に設立した。「水分補給セミナー」は、その「飲料アカデミー」が主催する第1弾のセミナーとなった。

「脱水症と水分補給~予防と治療を明確に~」と題した講演では、神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科 教授の谷口英喜氏が、脱水症の予防法として「こまめな水分補給」が推奨されているが、それよりも大切なのは「3食きちんと食べること」と強調。

3食の食事からは、およそ1Lの水分を摂取することができる。また、水分補給は「のどが渇く前」が理想的であり、学校での発症が多い子どもは好きなタイミングで水分補給をすること、高齢者の場合は、加齢によりのどの渇きや暑さを感じにくいため、「時間を決めて」こまめに水分補給をすることが推奨されるとした。

一方、「日常の水分補給に役立つ清涼飲料の摂り方」と題した講演では、同社の技術・サプライチェーン本部 学術調査プロジェクトマネジャーの金平努氏が、脱水症はお風呂上りや起床時、暖房の効いた部屋にいる時や飲酒後など、日常生活において身体が乾燥しやすい時に注意が必要と指摘。

日常生活でも大量に発汗した場合は、塩分濃度が0.1~0.2%(飲料での成分表示ではナトリウム量が100mLあたり40~80mg)の飲料の摂取が推奨され、市販のスポーツドリンクは、これに当てはまるよう作られているとした。

発汗で体液量が減ったときに水だけを飲むと、体液濃度を一定に保とうとする働きにより水分を排出してしまうため、脱水状態から回復できなくなってしまう。そのため、汗をかいたときには、汗で失われる電解質も摂取する必要があると強調した。

参考リンク
日本コカ・コーラ株式会社

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