ジャンクフードの影響もなかったことに? 老化予防に運動の効果

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2016.03.22

国際部

生物学的な老化や慢性疾患には細胞の老化が関与していることが明らかとなっている。食事と運動は健康的に年齢を重ねるために重要ではあるが、これまでの研究では異なる組織における老化した細胞の性質や蓄積に、それらがどう影響しているかについては不十分だった。

ファストフードの有害な影響は、老化現象で活性化されるp16INK4aプロモーターに応答して蛍光タンパクEGFPを発現するトランスジェニックマウスを用いた。

FFDの有害な影響は、特に内臓脂肪組織では、P16、EGFP、老化関連βガラクトシダーゼ、老化関連分泌表現型(SASP)などの、老化のいくつかのマーカーの劇的な増加と関連していた。さらに、健康パラメーターとしてのFFDへの損傷効果および老化細胞の蓄積の両方が、運動により無効化されることも明らかとなった。

運動はまた、長期にわたってファストフードを摂取したことによる影響を軽減し、急激な老化の負担を抑制することで身体へは利益をもたらしながら内臓脂肪の老化表現型を低減することも明らかとなった。研究者らは、運動が健康寿命に与える新たなメカニズムがわかったと述べている。

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