世界最大規模の国際肥満会議、10月末に開催

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2016.08.18

国際部

米国メリーランド州シルバースプリングに本拠を持つ肥満学会(Obesity Society)は8月16日、今秋開催の肥満科学&医学会議をプレスリリースで紹介した。

会議では減量法、新たな予防戦略、代謝手術、肥満の遺伝学、公共政策など肥満に関する1000以上の研究結果が発表される。第一線で活躍する研究者、政策立案者、医療従事者数千人が一堂に会するこの会議は、10月31日から11月4日の日程で、ルイジアナ州New Orleans Ernest N. Morial Convention Centerで開催される。

11月2日の基調講演は、ウェルカムトラストのシニアフェローで英国ケンブリッジ大学代謝研究所Sadaf Farooqi教授を招いた。Farooqi教授はレプチン遺伝子に関する研究を行っている。レプチンは肥満遺伝子に由来するホルモンで、脂肪細胞から分泌され強力な摂食抑制やエネルギー消費亢進をもたらすことで肥満の原因のひとつとみなされている。

同日、もうひとつの基調講演は、Kaiser Permanenteコミュニティヘルス部門部長を務め、デューク大学公共政策学部長でもあるKelly Brownell博士。肥満研究の第一人者でもある Brownell博士は、2006年タイム誌の選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にも選出されている。

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