日焼け止めが溶け出す、夏のプールは「化学風呂」!

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2013.06.11

編集部

近年のスイミング・プールが「化学風呂(chemical bath)」と化している現状を訴える文書が6月4日、化粧品の安全を訴える米国の団体 Safe Cosmetics Action Networkのサイトに掲載された。

2010年、 イリノイ大学らの研究者は、塩素や臭素化剤などのプールの消毒剤が有機物と混ざった時に、有害な副産物を生成することを発見している。この「有機物」には、汗、唾、皮膚のほか日焼け止めなども含まれる。これらの消毒剤副産物は、水道水の消毒剤に見られるように、遺伝子変異や出生異常、呼吸器疾患やがんを引き起こす可能性があると著者のLiza Field氏は警告している。

イリノイ大学遺伝学教授のMichael Plewa氏は、プールの消毒には毒性がやや少ない塩素/UVトリートメントのコンボを使用することを勧めているそうだ。また、プールを危険な「化学風呂」としないためには、プールに入る前にはしっかりシャワーを浴びるという昔ながらの方法を実践すべきとしている。

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