幼児期の牛乳は身長と関連していた

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2017.06.13

国際部

牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを飲んでいる子供の身長についての研究が6月7日、「The American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された。

幼児期の牛乳の摂取は、子供の成長や発達の重要な指標となる身長の伸びに関連していることは知られている。近年、多くの親が健康上の理由から、牛乳ではなく大豆やアーモンドミルクなどの「非牛乳」飲料を選択することが増えている。非牛乳飲料は牛乳よりもタンパク質と脂肪が少なく、これが身長の伸びに影響を与えるかを調査した。

カナダの子供を対象とした研究から、現在24~72歳の成人5034人の横断研究を実施。非牛乳の摂取量(1日当たりの250mLカップで何杯か)と身長(zスコアを使用)を調査した。その結果、非牛乳摂取量の増加と身長が低いことに用量依存性の関連があった。非牛乳の毎日摂取量1カップにつき、身長は0.4cm低かった。1日3カップの牛乳摂取に対して同じく3カップの非牛乳を摂取する3歳児の身長の差は、1.5cmだった。

研究者らは「結論:非牛乳の摂取は小児期の身長の低さと関連していた。非牛乳摂取量と身長との因果関係を理解するためには、今後の研究が必要である」と述べている。

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