アンファー株式会社（東京都千代田区）は13日、都内で記者会見を開き、10月8日の設立30周年を迎えるのを機に、2017年度のビジネス構想『アンファー ミライプロジェクト』を発足したと発表した。

同プロジェクトは、「マニフェスト30」とお客向けキャンペーンの2つの柱から構成。これまで同社を支えてきたお客などに感謝と同社の企業価値を伝えていく。

「マニフェスト30」では、例えば「新分野への参入」を掲げ、「今年度中に、身体的・精神的に大きな影響力を持つホルモンバランスにアプローチする商品を開発しブランド化する。体の不調を改善し、生き生き仕事ができるような商品を提供したい」（専務取締役の叶屋宏一氏）考え。

また、同社は、男性型脱毛症（AGA）予防・改善への新たなアプローチになることが期待できる脂肪細胞の産生を促進させる効果を発見・発表済み。「大学と共同で、有効成分の皮内動態メカニズム解明や有効性の向上に関する研究を行っており、今年度内に新規成分を開発し発表する。お客がさらにポジティブになれるようにしたい」（叶屋氏）。

さらに、海外でのCSR活動の一環として、感染症を予防する石鹸を開発する計画で、「カンボジアに提供したい」（叶屋氏）とした。今回、全30項目のうち、29項目を公表。残り1項目は「今秋に公開する予定」（同氏）だ。

一方、設立30周年を記念したお客向けキャンペーンとして、タレントのビートたけしさんが出演したテレビCM「ミライを変えろ。」も発表。ゲストで登場したたけしさんは、MCによる「未来を変えたいとしたら?」との質問に対して、「現実の自分が一生懸命に生きることだ。精一杯上を目指して頑張りたい」との意気込みを見せた。

また、同社の「マニフェスト30」に合わせて、たけしさんも独自に自身のマニフェストとして「新しいものを避けない」との言葉を発表。「年齢でものごとを決めないことが大切」（たけしさん）などと強調した。