コーセー、「研究所 フランス分室」をリヨンに設置
2017.08.7
編集部
株式会社コーセー(東京都中央区)はこのほど、EU・フランスのCTI BIOTECH社(本社:フランス リヨン市)の保有する研究用施設に、コーセーの欧州初の研究拠点となる「研究所 フランス分室」を設置することを決定した。
フランス分室には同社の研究員が10月より常駐し、現地での研究活動を通じて、老化メカニズムを初めとする皮膚科学研究の進展や、化粧品技術への展開を通じた新たな価値創造を目指す。
欧州では、最先端の皮膚科学研究が活発に行われており、特に新規有用成分の開発や有効性・安全性の評価技術の研究で、世界の開発トレンドをリードしている。中でも今回「フランス分室」が設置されるリヨン市は、海外企業の拠点を含めた先進的なライフサイエンス研究施設が集積する、研究環境の整った地域。
CTI BIOTECH社は、2009年の設立以来、幹細胞研究と再生医療分野のパイオニアであることから、今回その設備及び技術をコーセーが利用可能となるメリットが大きく、研究の進展の加速が期待される。またコーセーは2014年よりリヨン市民病院と、再構築皮膚モデルを用いた共同研究を行っており、今回を契機にさらに現地で研究を進める計画。
- 参考リンク
- 株式会社コーセー