オンライン販売のダイエット系ニセ薬に注意
2017.12.5
国際部
フェイクメディシン(ニセ薬)撲滅のキャンペーンの一環として、ダイエッターへのアンケート調査結果が11月30日、英国医薬品医療製品規制庁(The Medicines and Healthcare products Regulatory Agency:MHRA)からプレスリリースされた。
ダイエットに興味がある1801人のアンケート調査の結果から、3人に1人がオンラインで購入したダイエットピルを試したことがあることがわかった。77%は迅速に痩せるという約束にひかれて、57%はこっそり注文できることに、44%は医師や薬剤師に相談することなく購入できることがオンライン購入の理由だった。しかし、オンライン購入したダイエットピルを試した人の63%が、下痢、出血が止まらない、視界がぼやける、心臓への副作用を経験した。また、副作用のあった人の81%が誰にも報告していなかった。
ダイエットピルのニセ薬問題は大きく、英国では2013年4月以来、400万ポンド相当のダイエットピルを押収。これらの薬は安全性について試験されていないものだった。2016年には460万以上のニセ薬を押収し、5000以上の販売サイトを閉鎖させている。