オランダのプラスチック包装大手の Weener Plastics（WP）グループは、4月24日、ラテンアメリカの同業者 Proenfarを買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。同社は、2018年2月にロシアのボトルメーカー Art Packを買収しており、今年になって２社目の買収となる。

WPは、パーソナルケア、食品＆飲料、ホームケア市場向けにキャップ、クロージャー、ロールオンボール、ジャー、ボトルを設計、開発、製造。欧米市場を中心に世界16カ国で25の製造、事業施設を展開する。

Proenfarはコロンビアのボゴタに本拠を置き、コロンビア、アルゼンチン、メキシコに4つの生産工場を運営し南北アメリカ全域で20カ国以上に製品を輸出している。専門領域は製薬およびパーソナルケア製品の包装で、現地法人や多国籍企業と安定した長期的な契約を結び同地域でのトッププレーヤーとしての地位を築く。

この買収によりWPはラテンアメリカという新興市場で多国籍企業との関係を強化する。また、医薬品包装の追加により、製品ポートフォリオを拡大することで、これまでの顧客基盤を多様化することができ国際的プレゼンスを拡大する。