大都市に住んでいる成人男女は肥満率が低い

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2018.06.25

国際部

2001~16年の米国国民健康栄養調査から、人口統計学的特徴と都市化レベルによる肥満罹患率の差異を調査した結果が6月19日、「JAMA」オンラインに掲載された。

20歳以上の1万792人(平均年齢48歳)を対象としたこの横断分析で、2013~16年の肥満(BMI30以上)および重度肥満(BMI40以上)の有病率を、2001~04年と2013~16年の都市化傾向を調査した。

2013~16年、米国の成人38.9%が肥満、7.6%が重度肥満だった。年齢層、人種およびヒスパニック系かどうか、また、教育レベルによって肥満有病率に差が見られた。また、2001~04年と2013~16年で、年齢調整された肥満および重度肥満有病率は、すべての成人およびすべての都市化レベルで有意に増加していた。

肥満有病率は、人口100万人以上の大都市圏に居住する女性と比較して非大都市圏に住む女性で有意に多かった(38.1%対47.2%)。男性の重度肥満の有病率は非大都市圏(9.9%)に対し大都市圏(4.1%)で低く、女性の場合もそれぞれ13.5%、8.1%と同様の傾向だった。年齢層、人種およびヒスパニック系かどうか、また、教育レベルによる肥満有病率の違いは、居住場所が大都市圏かどうかによる違いとの関連性はなかった。

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