(78)アウラ/下 ~BtoB新規チャネルの開拓に力~

2021.09.7

特集

編集部

アウラの化粧品づくりの基本は、原料を厳選すること。「原価より効能にこだわる」という信念を徹底している。

多くの化粧品原料の中から、ひとつひとつを分析し、機能性,安全性を評価し、その中から最も適している原料を厳選。原料を選定したら、自社で備えた真空乳化テスト機(アヂホモミクサー)を利用して試作を繰り返すと共に製品の安定性を検証したうえで納得のできる商品開発をすすめている。また、安心できる品質”届けるために過酷な開発試作過程を経て商品化された化粧品は、すべてGMP基準(製造品質管理基準)に基づいた協力工場で生産される。

協力工場は、業界最高レベルのクリーンルーム、さらにエアシャワー室・空気循環殺菌装置などの設備で衛生面を徹底。高品質な商品を安定供給できる体制も整え、製造室・充填室ともに高基準な環境で製造を行っている。

一方、販売については、販売代理店に対して「すべての顧客に納得していただける商品説明やケアによって愛用者になるよう心掛けている」ほか高級志向の顧客ニーズにも対応できる処方の充実化を図っている」という。

ショップセールについては、全国化粧品小売協同組合連合会加盟店(全国6300店舗)を主体に、ルミナマジック シリーズを中心に販売している。

特に、感光性染毛料の付加価値を損ねることのない流通提携先として、化粧品、薬の専門店など地域の顧客に継続的に商品が届けられるよう販売店との絆を深めている。

現在、販売面で力を入れて取り組んでいるのが新規チャンネルの拡大。主に、BtoB新規チャネルの開拓に力を入れている最中だ。

流通ルートも化粧品だけの販売枠にとらわれることなく、自由で新しいルートを開拓することで、今まで接触できなかった層の顧客を広げている。

同社は「化粧品を通じてより的確に、嗜好に応じた顧客のニーズに応えるべく多岐にわたっての販売チャネルを開拓し続けていく」方針。

しかし、抽象的過ぎて新規化粧品の開発や市場投入の動きが見えない。情報の開示と合わせて共同開発の動きや具体的な開発方針、販売計画等を鮮明に打ち出すことが求められる。

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