「我が社の生薬配合化粧品ビジネス」【5】エビデンスジャパン、個々の肌質別化粧品を提供(下)

2015.06.2

特集

編集部

IMG_0297evidence japanでは、「美容液A」「美容液B」「美容液C」「美容液D」という4つの化粧品名をラインナップしている。甘草根エキスやキハダ樹皮などを配合した美容液Aは、4歳の子供から85歳の男女まで使用でき、幅広い年齢層に支持されている。使用に際しては、マッサージ前に塗布することを勧めている。また、敏感肌でなくても、すぐ日焼けする人の肌老化くすみケアにも使用可能だ。

エジプトのクレオパトラにも愛されたバラ“ダマスクローズ”と生薬を配合した美容液Bは、ダマスク香によりエストロゲンをアップ。ハス胚芽や山形産さくらんぼなどの生薬の力も合わさって、肌にはりを持たせつつ、毛穴レスの肌に導いていく。

生薬化粧品は、個人の肌質・体質に合わせてチョイスするが、例えば“くすみ”について言うと、「毎日のわずかな日焼けの蓄積によるものなら美容液A、ストレスによるものなら美容液AとBの組み合わせを勧める」(代表 久住麗子氏)。ただし、化粧品より“食養”やマッサージの方が有効な場合もある。顎あたりだけがくすむ(中医学のいわゆる“陰証”)なら、「半身浴・下半身マッサージと、ニンニクや胡椒などを使った陰“Yin”スパイス料理を組み合わせる」(同氏)。

同じ“くすみ”でも、冴えない暗い肌色で目にクマがある場合は、美容液Dと静脈マッサージを組み合わせると良い。暗い肌色や目のクマは、中医学では“瘀血”(おけつ)と呼ばれ、血が滞ることで起こるとされる。美容液Dには、ローズマリーやビタミンEが含まれているので、滞った血を活発に巡らせて瘀血から開放される。

また美容液Dには、アスタキサンチンとセサミオイルが配合されており、日光によるシミなどをケアする。このほか、プロポリスやロイヤルゼリーなど肌に働きかける成分が多く配合されている。甘草葉が含まれている美容液Cは、乾燥性敏感肌向け。美容液Aと合わせて使用すれば、「かさかさタイプアトピーの約半数は肌を健やかに保てている」(久住氏)という。

同社は、新商品の開発にも精力的に取り組んでいる。個々の肌質に合わせた『肌質別プログラム』として、美エイジングと敏感肌に対応した『2wayクリーム』の販売を開始。「特に目尻じわが目立たなくなり、継続して使うと法令線・唇じわも目立たなくなる」(久住氏)。

今後については、東洋・西洋医師、鍼灸師、東西栄養士、セラピストなど、様々な美容トラブルに対応できる“美創造プロ集団”による健康美容総合施設の構築を掲げている。同施設をホテル内に作りたい考えで、日本だけにとどまらず米国での展開も視野に入れている。併せて、体の内側からケアする健康美容食・ドリンク商品も開発中で、「“アンチエイジングふりかけ”などユニークで楽しい商品を提供したい」(久住氏)としている。

お問い合わせ
社名:合同会社evidence japan(エビデンスジャパン)
代表:久住麗子
住所:東京都三鷹市大沢3-8-35
電話:0422-32-8179
Eメール:evidencej@m.jcnnet.jp
提携化粧品製造元:(株)ミック・ケミストリー、(株)ハピネス
生薬エキス仕入先:丸善製薬(株)

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