米国でのマイクロプラスチックに対する調査—8割以上が懸念
2018.09.25
国際部
米調査会ゾグビー・アナリティクスは、8月上旬にアメリカ人の有権者1200人を対象に海洋環境についてオンライン調査を行った結果をこのほど、発表した。海洋に存在する数兆個ものマクロプラスチックおよびマイクロプラスチックについて調査対象者の81%が懸念(「非常に懸念している」46%、「いくらか懸念している」35%)という結果になった。企業の取り組みへも強い関心を示しており、80%はマクロ/マイクロプラスチックを海洋から取り除くための革新的な対策に取り組んでいる、またはその研究を進めている企業から製品を買うだろうと回答したという。
マクロ/マイクロプラスチックについて懸念しているとした有権者の割合は、正規労働者(81.9%)と非正規労働者(81.8%)の間でほぼ同様な結果だった。 男女での比較では、男性の80%、女性の86%が懸念を示しており、支持政党での比較では、民主党支持者の86%、共和党支持者の78%が懸念を表明した。
アマゾンで毎週買い物をしている人の84%と、ウォルマートで毎週買い物をしている人の77%が「マクロ/マイクロプラスチックを海洋から取り除くための革新的なソリューションを見つけようと努力している企業から物を買うだろう」と回答。アマゾンの買い物客の方が、関心度が高い結果が明らかになった。