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団塊の世代への美容整形手術施行率は上昇中:米国調査

アメリカでは「ベビーブーマー」と呼ばれる団塊の世代の美容整形手術件数が大幅に伸びていることが621日、American Society of Plastic Surgeons(米国整形外科学会)よりニュースリリースされた。

団塊世代の離婚率は、1990年代以降約2倍になっている。そしてこの世代のオンラインの出会い系サイト利用者は2000万人と言われている。これはすなわち、団塊の世代が新たなパートナーを探すデートの回数が増えていることを示し、また、55歳以上のアメリカ人の多くが、現在の自分の最高の顔を見せること、また初めて人に会う時の自分に自信を与えてくれることに役立つ美容的処置を求めているということになる。

オハイオ州コロンブスの学会認定整形外科医であるAnne Taylor医師は、「団塊の世代は、20代に時計を戻すことは考えていないようだ。“現在の自分にとっての最高の顔”作りに役立つものには、手術から昼休みにできるような小さな調整まで幅広い美容的処置がある」と述べている。

新たに発表された統計によると、2018年に55歳以上の人に行われた美容整形手術は5万件以上で、脂肪吸引術、毛髪移植、胸術などの外科的手技、ならびにボトックスやフィラーなども急増していた。この年齢層ではまぶたへの整形手術施行例も多く、2018年の美容整形手術の3分の2を占めていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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