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美白クリームで有効性が示されたトーチジンジャーエキス

トーチジンジャー(Etlingera elatior)エキスの美白クリームへの応用を検討した結果が7月6日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

ショウガ科の多年草植物トーチジンジャーは日本では観賞用の花として、原産の熱帯アジア周辺では食用および香辛料として利用されている。以前より美白とアンチエイジングの特性に注目されていたため、今回の研究では美白クリームを作成し、その効果と刺激性をボランティア24人で評価した。

トーチジンジャーの花と葉からの抽出物を用いた美白クリーム(FL1 cream)を作成し、物理的特性と安定性試験を行った。その後、ボランティアの皮膚に塗布する4週間試験を実施した。その結果、刺激分析では全てのボランティアで刺激がないことが示された。皮膚美白を評価する外観の改善におけるFL1 creamの効率は、初期値と比較してメラニン含有量が有意にそして連続的に減少することで証明された。最高のメラニン減少率は6.67%だった。研究者らは「トーチジンジャー抽出物を含むFL1 creamは、化粧品の美白クリームとして使用可能である」と結論した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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