世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ナッツの摂取と体重増加抑制が関連

ナッツの摂取量と長期の肥満リスクとの関連を調査した結果が9月23日、「BMJ Nutrition, Prevention & Health」オンラインに掲載された。

現在、ナッツの健康効果が見直されており、その消費も増加傾向にあるという。今回の調査では、米国の医療関係者を対象とした大規模長期コホート3件の参加者を対象に、20-24年間の追跡調査による体重変化と4年ごとの調査によるナッツの摂取量の変化との関係を検討した。対象者は、1986-2010年「Health Professionals Follow-up Study」からの男性2万7 521 人、1986-2010年「Nurses’ Health Study」からの女性6万1 680人、1991-2011年「Nurses’ Health Study II」からの若年女性5万5684人で、いずれもベースラインで慢性疾患を認めなかった。

追跡調査の結果、3つのコホート全体の平均体重増加は0.32kg/年だった。 ナッツ摂取量0.5食/日(14g)の増加が、4年間隔ごとの体重増加の減少と有意に関連していた(ナッツ全体では0.19 kg減、クルミでは0.37 kg減、その他のナッツの場合は0.36 kg減、ピーナツでは0.15 kg減)。代替分析では、赤身の肉、加工肉、フライドポテト、デザート、またはジャガイモ(ポテトチップ含む)を0.5杯/日(14g)のナッツで代用する体重増加の抑制が確認された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP