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若年成人の減量試験リクルートはメールが効果的

若年成人への減量介入試験のリクルートにソーシャルマーケティングの効果を検討した研究結果が415日、「Translational Behavioral Medicine」オンラインに掲載された。

医学の臨床試験への参加者募集(リクルート)には、しばしば困難を来す。今回の研究は、利益ではなく社会とのかかわりを重視したマーケティングと定義される「ソーシャルマーケティング」の原則が、臨床試験のリクルートの負担を軽減する可能性があるかを調査した。若年成人の体重管理に関するランダム化比較試験に対し、マーケティングミックスをリクルートに用いた。リクルートはデジタル配信もされた。登録希望者は事前にスクリーニング調査に回答してもらった。

その結果、スクリーニングを開始した最初の5731人のうち、3059人が要求された事項のデータを提出した。その後、460人(12.5%)が臨床試験参加者として登録された。登録者の内訳は非白人51.3%、女性78.7%、BMI30.6±4.3だった。臨床試験についてどこで知ったかについては、電子メール72.5%が最も多く、チラシ/ポスターは8.8%、その他は6.7%だった。ピアソンのカイ2乗検定では、最も多いプロモーションソースはメールのままだったが、登録されていない人と比べ、登録された人はチラシ/ポスターで知ったという回答が多く、メールはやや少なかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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