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ヒアルロン酸注入12か月後に発症した遅発性過敏症

ヒアルロン酸フィラー後に見られた遅発性過敏症反応の症例報告1件が12月20日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

主にしわやたるみへの美容外科術としてヒアルロン酸フィラーは世界中で施行されている。述法は比較的安全と考えられており、好ましくない反応は施術者の技術不足または感染に関するものが多い。今回の報告は、施術12か月後に皮膚及び内臓の血管浮腫として発現し、ステロイド、抗ヒスタミン薬及びオマリズマブに治療抵抗性を示すヒアルロン酸皮膚注入剤に対する過敏症反応のまれな症例を報告する。

患者は47歳の女性で、ヒアルロン酸ベースの皮膚充填剤注入を問題なく終了した。術後12か月で発症した皮膚及び内臓の血管浮腫は全身性ステロイド、抗ヒスタミン薬及びオマリズマブに対して難治性であった。しかし、ヒアルロニダーゼでフィラーを溶解した結果、症状は奇跡的に解消された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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