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獨化粧品小売ダグラス、チェーン店を減らしデジタル小売業強化

ドイツの化粧品小売チェーン大手ダグラスは、欧州市場のチェーン店2400店舗のうち約500店舗を2022年秋までに閉鎖してデジタルプラットフォームに統合していく計画をこのほど、発表した。

昨年、新型コロナウイルス感染症の拡大によりヨーロッパの主要都市が数ヶ月間封鎖したにもかかわらず、2020年度のグループの売上高は、前年度比6.4%減の32億ユーロと予想を上回る結果となった。年間売上高は30億ユーロ以上でほぼ安定しているのは、Eコマースの力強い成長によるもの。 2020年度のeコマース売上高は10億ユーロと大幅に増加しており、今後はデジタル小売業の成長軌道を加速していく。

チェーン店の再編成の大部分は南ヨーロッパで約470店鋪の閉鎖を計画しており、ドイツ国内では約430店鋪のうち60店鋪が閉鎖される予定。ドイツ国内の店舗従業員の再雇用についてはドイツ連邦雇用庁(BA)と協力して支援していく方針を打ち出している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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