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超音波とヒアルロン酸が拡大した毛穴に効果

高密度焦点式超音波可視化治療とヒアルロン酸皮膚充填剤の組み合わせによる毛穴への効果を検討した論文が8月5日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、皮膚の若返りに広く用いられている高密度焦点式超音波可視化治療とヒアルロン酸皮膚充填剤の組み合わせが、広がった毛穴治療にも有効かを高密度焦点式超音波可視化治療単独と比較した。顔の毛穴が拡大したアジア人参加者を対象に、無作為化単一盲検試験を実施。毛穴の容積はAntera3D®システムで客観的に評価された。主観的評価には毛穴の評価スコア(pore grading score、尺度0~4)を使用し、盲検化された医師によって評価を行った。本人評価は、視覚的アナログ尺度(VAS、尺度0~10)を使用して満足度の観点から毛穴の改善度で評価した。

46人の参加者が研究を完了した。両側の平均毛穴容積は、試験前と比較して統計的有意に減少し、治療後4か月で最低量を示した。高密度焦点式超音波可視化治療とヒアルロン酸皮膚充填剤の組み合わせによる治療は、追跡期間を通して高密度焦点式超音波可視化治療単独よりも毛穴の容積値が低かった。医師の主観的な評価では、2つの治療法の間に統計的に有意な差は認めなかった。患者満足度スコアは、平均細毛穴容積値とともに変化し、治療後4か月と6か月で統計的に有意な差が見られた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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