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植物食と大豆で更年期の「ほてり」軽減

更年期の「ほてり」が食事で軽減できるかを検討した研究が7月17日、「Menopause」オンラインに掲載された。

1日2回以上のほてりを報告している閉経後の女性38人を対象に、毎日1/2カップ(86g)の調理済み大豆を含む低脂肪の植物食のグループと食事の変更なしのグループに無作為化し、12週間の試験を実施した。ほてりの頻度と重症度はモバイルアプリを使用して記録され、血管運動、心理社会的、身体的、および性的症状は「更年期障害特有の生活の質に関する質問票」を使用して評価した。

その結果、ほてりの合計は、植物食グループで79%、通常食グループで49%減少した。中等度から重度のほてりは植物食グループで84%、通常食グループで42%減少した。植物食グループの参加者59%が、中等度から重度のほてりがなくなったと報告したが、通常食グループでは変化は見られなかった。「閉経期特有の生活の質に関する質問票」は血管運動、心理社会的、身体的および性的質問項目で、植物食グループの減少度が大きかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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