手の若返りへの外科的処置を評価
2021.08.20
国際部
手の老化に対する外科的若返り処置を評価した論文が8月11日、「Aesthetic plastic surgery」オンラインに掲載された。
手の外科的介入は、主に背側の萎縮を軽減するために実施され、近年ますます人気のある美容処置である。今回の研究では、インターネット検索で手の萎縮と老化のための外科的美容処置に関連した31件の文献を特定し、システマティックレビューを実施。外科的手の若返りの技術、結果、および合併症を体系的に評価した。
その結果、51.6%が過去5年以内に実施されたもので、35.5%が前向き症例シリーズだった。患者の平均年齢は56歳、平均サンプルサイズは47人だった。より多く実施された介入はRadiesse(32.2%)と脂肪移植(32.2%)だった。浮腫や痛みなどの軽度の合併症が一時的に観察されたが、重篤な合併症は見られなかった。注射技術はさまざまだったが、近位から遠位への扇形に注入する技術とカニューレの使用は、合併症のリスクが低いことに関連していた。Radiesseと脂肪移植の両方とも長期にわたる審美的結果をもたらした。