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周術期不安の解消、術後疼痛を改善

肥満手術における術前の不安と術後の疼痛との関連を検討した結果が10月1日、「Journal of perianesthesia nursing」オンラインに掲載された。

周術期のストレスは多くの患者が経験しており、外科患者の79%が術前の不安を、86%が術後の痛みを感じている。不安は治癒過程に悪影響を及ぼし、そのほかの合併症との比較でもとりわけ術後疼痛のリスクを高める可能性があることが実証されている。

肥満手術を受けた患者の不安を軽減するための介入は、交感神経系の反応、および外科的疼痛反応を低下させ、術後の回復を改善することにより、術後治癒を改善する可能性がある。不十分な疼痛管理は、慢性疼痛の発症、生活の質の低下、うつ病の増加、回復の遅れ、医療費用の増加と入院期間の延長、オピオイドの長期使用などの合併症のリスクを高める可能性がある。患者の不安を解消することは、疼痛も改善する可能性がある。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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