男性型脱毛症の治療薬3種を比較
2022.02.10
国際部
男性の男性型脱毛症(AGA)治療におけるミノキシジル、デュタステリド、フィナステリドの相対的有効性をネットワークメタ解析で検討した結果が2月2日、「JAMA Dermatology」オンラインに掲載された。
今回の研究では、論文データベースのPubMedを検索し848件の文献を特定。うち23件を定量分析の対象とした。患者の平均年齢は、22.8~41.8歳の範囲だった。
その結果、24週時の総毛髪数の最大の増加は、0.5mg/日のデュタステリドで見られ、1mg/日のフィナステリドおよび内服、外用液問わずミノキシジルよりも有意に効果的だった。24週時の硬毛数の最大の増加はミノキシジル5mg/日で見られ、同剤の0.25mg/日と外用液およびフィナステリド1mg/日より有意に効果的だった。48週時の総毛髪数の最大の増加はフィナステリド5mg/日で見られ、ミノキシジル外用液より有意に効果的だった。48週時の硬毛数の最大の増加はフィナステリド1mg/日で見られ、ミノキシジル外用液より有意に効果的だった。