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たばこ、エナジードリンクと肥満の関連

男子大学生の肥満と中枢性肥満に対する喫煙とエナジードリンクの消費との影響を評価した研究結果が2月1日、「Cureus」オンラインに掲載された。

パレスチナ、An-Najah National Universityの男子大学生を対象に2021年に自己記入式質問票を利用した調査を実施。カフェインとたばこ製品の使用が若年成人期の肥満と太りすぎの有病率と関連するかを検討した。総肥満度は肥満度指数(BMI)を用いて決定し、ウエスト周囲の測定により中心性肥満の有無を決定した。肥満とエナジードリンク消費および喫煙との関連は調整多重ロジスティック回帰モデルを使用し、シャピロ-ウィルク検定でデータの正規性を評価した。合計396人の学生がアンケートに回答し、回答率は89.4%だった。

その結果、肥満の有病率は42%、中心性肥満の有病率は35.75%だった。エナジードリンク消費率59.6%、喫煙率39.6%、水タバコ喫煙率43.2%だった。エナジードリンクの消費者は、喫煙者、水たばこの喫煙者、チョコレートの消費者である可能性が高かった。中心性肥満は、水たばこ喫煙、高齢、高BMIと関連していた。一方、喫煙は体重が少ないことと、エナジードリンクの消費は肥満のリスク減と関連していた。たばことエナジードリンク消費することの望ましくない健康への影響を考慮すると、これらの製品へのアクセスを防ぐために、より厳しい対策が必要であると示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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