萎縮性ニキビ瘢痕の治療におけるフラクショナルCO2レーザーと組み合わせた自家多血小板血漿（PRP）の「液体」と「ゲル」の有効性を比較した試験結果が4月18日、「Journal of Dermatological Treatment」オンラインに掲載された。
萎縮性ニキビ瘢痕のある27人を対象に、フラクショナルCO2レーザーと組み合わせで、自家多血小板血漿の「液体」と「ゲル」を顔の右側と左側にランダムに割り当てて試験した。臨床効果および光コヒーレンストモグラフィー（OCT）の評価は、ベースライン、最後のセッションの1か月後および3か月後に実施した。
その結果、1か月目と比較して、「液体」または「ゲル」で治療された3か月目のフォローアップで臨床評価スコアに有意な改善が見られた。瘢痕の深さも、「液体」または「ゲル」で治療された3か月目のフォローアップで有意な減少が見られた。疼痛スコアは、「ゲル」治療側と比較して「液体」治療側で有意に低かったが、それほどの苦痛ではなかったと報告された。
