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医療観光での減量手術での合併症症例

医療観光で減量手術を受けた患者の合併症症例の報告が4月24日、「The American Surgeon」オンラインに掲載された。

患者は48歳の女性で、2008年に医療観光でメキシコのティファナに訪れ、腹腔鏡下調節性胃バンディング術(LAGB)を受けた。手術後のフォローアップは行われなかった。 その後、アクセスポートから感染症が発生し、ポートが除去されたが、バンドはそのまま残された。今回、バンドの異常が認識されるまで、長年にわたって女性は慢性的な腹痛に苦しんでいた。バンドの除去術中に侵食が発見された。除去後、腹痛は解消された。

このケースは医療観光設定における肥満手術の問題の一例である。手術後のフォローアップとモニタリングは、減量手術の合併症を防ぎ、適切な体重減少を助けるために重要であり、今回は適切な術後フォローアップが不足しているための合併症の発症と考えられた。また、減量手術の合併症を認識することの重要性も示された。バンドの侵食はまれであるが、腹腔鏡下調節性胃バンディング術の既知の合併症であり、バンドの除去は必須とされている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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