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小児角膜炎の半数がコンタクト装用関連

小児角膜炎の発症率および臨床特性を検討した結果が5月13日、「British Journal of Ophthalmology」オンラインに掲載された。

2000年1月1日から2009年12月31日までの10年間に角膜炎診断を受けた、米国ミネソタ州オルムステッド郡居住の未成年(19歳未満)を調査した。

その結果、計294件の角膜炎診断が285例の患者で発生し、19歳未満の10万人当たり発症率は78.0となり、1282人当たり1人の発生率となった。調査期間の10年間で発症率が増加した。診断時の平均年齢は15.3歳、172例(60.4%)が女性だった。コンタクトレンズ装用による角膜炎が134例(45.6%)、感染性角膜炎が72例(24.5%)、詳細不明な角膜炎が65例(22.1%)、乾性角膜炎が23例(7.8%)だった。初回検査時に285例中61例(21.4%)、最終検査時に24例(8.4%)で視力20/40以下まで低下していた。感染性角膜炎では受診時視力が最も低く、最終視力は最も良好だったが、乾性角膜炎では逆だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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