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骨量低下予防にヤールスバーグチーズが効果か

ノルウェー原産のヤールスバーグチーズには骨代謝マーカーの総血清オステオカルシンレベルを上げる効果があることが知られている。ヤールスバーグチーズの効果がこのチーズ特有のものかどうかを検討した結果が8月2日、「BMJ Nutrition, Prevention & Health」オンラインに掲載された。

今回の研究は、健常な女性被験者66例をヤールスバーグチーズ1日57g摂取グループ、カマンベールチーズ1日25-75g摂取グループに割り付けて6週間、その後の6週間は全員カマンベールチーズを摂取する全12週間の試験を実施した。評価は1 型プロコラーゲン-N-プロペプチド、総血清オステオカルシン、カルボキシル化オステオカルシン、カルボキシル化オステオカルシンと低カルボキシル化オステオカルシンの比率として定義したオステオカルシン比(Ro)とした。その他、血清架橋C-テロペプチド1型コラーゲン、ビタミンK2、脂質も評価した。

6週後の評価で、ヤールスバーグチーズグループで1 型プロコラーゲン-N-プロペプチド、総血清オステオカルシン、カルボキシル化オステオカルシン、RoおよびビタミンK2が有意に増加していた。カマンベールチーズからヤールスバーグチーズに変更した被験者では、総コレステロールおよび低比重リポ蛋白コレステロールが有意に低下した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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