世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ニキビ痕にはレーザーよりフラクショナルRF

ニキビへのフラクショナル高周波(RF)治療をレーザー治療と比較したメタ解析の結果が9月5日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、PubMed、Embase、Ovid、Cochrane Library、および Web of Scienceから8件の無作為化比較試験を特定。レーザー治療と比較したフラクショナルRF治療後の臨床的改善と有害事象を評価するメタ解析を実施した。

その結果、フラクショナルRFグループは、患者によるニキビ改善度評価においてレーザーグループより効果的と判定された。ニキビの萎縮性瘢痕治療において、フラクショナルRFグループはレーザーグループと同等だった。レーザーグループに比べ、フラクショナルRFグループの炎症後色素沈着(PIH)発生率は有意に低かった。フラクショナルRFグループの紅斑持続時間はレーザーグループよりも大幅に短かった。サブグループ分析では、フラクショナルRFの完全な効果を観察するには、少なくとも12週間の追跡調査が必要であることが示された。フラクショナルRFは色素沈着しやすいニキビの萎縮性瘢痕治療に優れていることが示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP