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ゴジアオイ属植物からニキビへの有効成分確認

ゴジアオイ属植物2種由来の抽出物のニキビに対する有効性を調査した結果が3月20日「Molecules」オンラインに掲載された。

モロッコ、イタリアの研究者らを中心に軽度の尋常性ざ瘡(ニキビ)治療における潜在的な補助剤としての使用を考慮して、ゴジアオイ属(Cistus L.)植物の抽出物の生物活性を調査。モロッコ地域で自生するCistus laurifolius L.およびCistus salviifolius L.の抽出物の生物活性を調査対象した。

HPLC-DADおよびHPLC-ESI/MS分析、抽出物の生物活性、抗菌活性の評価などを実施した結果、抽出物にいくつかのポリフェノール、主にフラボノイドとタンニンが存在することが明らかになった。Cistus laurifolius L. と Cistus salviifolius L. は優れた生物学的特性を持ち、すべての抽出物は、特に黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、アクネ菌に対して抗菌活性を示した。この抽出物が軽度ニキビ治療補助剤として有望であることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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