ニキビ治療に三相性ピルが効果
2023.04.25
国際部
ニキビ治療におけるノルゲスチメートを含む経口避妊薬の効果を検討した結果が4月12日、「The European Journal of Contraception & Reproductive Health Care」オンラインに掲載された。
米国食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)の両方が、効果的な避妊を必要とする女性の尋常性ざ瘡(ニキビ)治療のために、エチニルエストラジオール(EE)とノルゲスチメート(NGM)を含む三相性複合経口避妊薬(COC)の使用を承認している。COCは皮脂の生成をターゲットにすることができ、毛包の角化亢進の減少にも役割を果たす可能性がある。
今回、公開されたデータの集計分析を実施したところ(被験者324人)、プラセボと比較してCOCによる炎症性病変、面皰および総病変数に関して50%を超える減少という有意な効果が示された。