世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ニキビ治療に三相性ピルが効果

ニキビ治療におけるノルゲスチメートを含む経口避妊薬の効果を検討した結果が4月12日、「The European Journal of Contraception & Reproductive Health Care」オンラインに掲載された。

米国食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)の両方が、効果的な避妊を必要とする女性の尋常性ざ瘡(ニキビ)治療のために、エチニルエストラジオール(EE)とノルゲスチメート(NGM)を含む三相性複合経口避妊薬(COC)の使用を承認している。COCは皮脂の生成をターゲットにすることができ、毛包の角化亢進の減少にも役割を果たす可能性がある。

今回、公開されたデータの集計分析を実施したところ(被験者324人)、プラセボと比較してCOCによる炎症性病変、面皰および総病変数に関して50%を超える減少という有意な効果が示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP