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“セクシー”な下着は、誰のセクシー?

2月14日、英国レスター大学経営学部の講師Christiana Tsaousi博士へのインタビューが行われた。博士の専門はマーケティングと消費で、バレンタイン・デーにちなんで専門の1つである下着についての話題があがった。このインタビューは同大学のホームページに掲載されている。

Tsaousi博士は、「テレビ番組や高級雑誌は1種類の下着のみで、女性が女性らしい気分になれるという誤った印象を与えている」と語った。「特にバレンタイン・デーに“セクシー”な下着をつけていないと、後ろめたいような気分にさせられてしまいますが、女性らしい気分にさせてくれる下着は他にもいろいろとあるはず」。

Tsaousi博士は専門家として、下着の選択は社会的背景、社会的地位や生い立ちなどの影響を受けており、女性の下着ニーズは個性的であると考えている。また、洋服に比べ、下着についての消費・市場研究はまだまだ進んでいないという。

TV番組やメディアは、西洋的なイメージで女性らしく見えるようにするという1つの方向性を持っている。しかし、メディアが報じる”女性らしい”イメージはほとんどの場合、現実的ではない女性らしさのタイプを見せているため、一部の女性はこれらメディアを不快に感じるという。

 「バレンタイン・デーの贈り物としてパートナーが、妻やガールフレンドに下着を購入するときは、パートナーに似合い、快適に感じられる下着を選択する必要があります。 ステレオタイプの小型で着心地の悪いタイプの下着というのは、もらう相手ではなく、自分が良いと思っているだけかもしれません」。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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